景気サイクル投資法 (Pan Rolling Library)
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分類: | 本
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発送可能時期: | アクセスしてご確認下さい
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参考価格: | ¥ 735 (消費税込)
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いいと思います。 まだ半分の段階でレビューしちゃあイカンのだと思うけど,これまで読んできた本とは,視点の取り方でいくつか違ったところがあり,それがとても参考になる。
株投資に限らないが,アプローチしようとしている対象にどのような視点・観点でとりつくか,ということが勝負を決める場面が,仕事などでも多いが,この著者の視点は秀逸だ。
お薦めできると思う。
やっと全部読めたので(本の分量が多すぎたり,記述が難解で時間がかかったわけではありません。単に私の読書スピードが遅いだけです(^^;),再レビューします。全部読んだ感想として,やはり本書はお薦めできます。
景気循環株の原材料価格の値動きに基づき,それをきちんと観察しながら,投資行動に結びつけていく。理屈はきわめてシンプルで,その効力についても,十分な説得力を感じました。
また,日経新聞の該当欄の見方など,実際にやってみようと思われる方には親切な手ほどきがなされています。ただ結局のところどんな本でも同じなのですが,「学問に王道無し」と言いますか,著者の主張を最終的に自分自身の行動へと結びつけけるには,一定きちんと時間をかけて取り組む必要があり,それが実践へのハードルを上げてしまうのは本書でも同様です。しかし,それ故にと言いますか,著者の誠実な人柄が感じられ,手法の確からしさにも信用がおけるように思いました。まずは原材料価格の動きをきちんとノートに「手書きで」記録するところから始めてみますか。
待望の一冊 シクリカルセクターに対する著者の考え方には「マーケットウイナーズ」「ストックボイスTV」などの番組を通して断片的に触れる機会があったのですが、どうしても時間的な制約があって詳しい解説を聞く機会はありませんでした。ですから今回出版された「シクリカル投資法」は鈴木一之ファン待望の一冊ということになります。
内容のほうは「将来性のある企業に投資して大儲けしよう」といった雲をつかむような話ではなく、その時その時の景気と連動して動く素材関連銘柄の特徴を生かした売買で利益を出していくという超現実的な投資法が解説してあります。初心者でも肩がこらないよう分かりやすい文章で書かれていますし、チャートなどの資料も直近のものが使われ具体的な売買のタイミングまで解説されてありますから現在市場に参加している人達にとって非常にリアルで実践的な内容として読めるものだと思います。
「シクリカルセクターを成長株と見誤ってはならない」「シクリカル銘柄への投資はあくまでも順張りかつ短期で」など印象的なくだりが多々ありましたが、「相場の下落局面においてシクリカル銘柄をPERで評価してはならない」という考え方をせめて半年前に知っておけば、昨年来の下落相場において散見された「PERからみた割安感をアピールした買い煽り」に騙されることなく、無駄な損失を出さずに済んだのにと悔やまれます。
この本を読むことによって素材市況を監視する癖がつけば、常に一定の興味と緊張感をもって相場を眺めることができますし、現在底打ち反転を模索する市場参加者にとって、相場の反転時に他のセクターより先んじて動き出すというシクリカル銘柄の特徴を頭に入れておくことは非常に有効な武器になると思います。欲を言えば著者は非常にユーモアのセンスも持った方なので、笑いや人間臭さを感じさせるエピソードなども所々に織り交ぜて欲しかったということでしょうか。
相場の本に飽きた人に わずか700円程度の本だけど、非常に中身のある本だ。
「えっ、こんなことが参考になるの?」ということが紹介されていて、
目からうろこが落ちる思いがした。
バフェットはまず企業を「消費者独占型企業」(コカコーラやジレットなど)と
「コモディティ型企業」に分類して、「消費者独占型企業」にのみ投資するという。
本書では、DRAM、鉄鋼、ゴムなどの価格に左右される「コモディティ型企業」の
特徴とその銘柄への投資が解説されており、こんな安い文庫本にこれほどの内容を
詰め込むとは恐れいった。
こうした内容はほかではほとんど耳にすることはなく、相場の方法論の本や、
トレードストラテジーを目している人には大いに役立ちそうだ。
コストパフォーマンスの高さでは、おそらく2008年ナンバー1だろう。
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